カトマンズやバラナシの寺院に足を踏み入れると、その親しみやすさに気づかされます。同じ鐘の音が鳴り、同じ香が焚かれ、同じ祈りの空気が満ちています。ヒンドゥー教や仏教によって形づくられてきた精神的な伝統は、何世紀にもわたり両国の文化を導き、儀式や価値観、そして日常生活に深く影響を与えてきました。
祝祭もまた、その共通性を物語っています。インドのナヴラトリやドゥルガープージャは、ネパールのダサインと呼応し、女神ドゥルガーへの信仰と喜びをもって祝われます。インドのディワリ、ネパールのティハールはいずれも光の祭りであり、家族が集い、繁栄を祈る時間です。ホーリー祭では、国境を越えて色彩がはじけ、コミュニティが一体となって祝います。祭りの名前は異なっていても、そこに込められた感情を共有しています。
家族の在り方もよく似ています。年長者を敬う文化、大人数での集まり、地域全体で行われる結婚式、そして世代を超えて受け継がれる儀式。両国において文化は「行うもの」ではなく、「生きるもの」なのです。
そして、この深い結びつきが最もはっきりと表れる場所が、食卓です。

文化とキッチンが出会うところ
インドとネパールの結びつきの深さを最も簡単に理解する方法は、両国で食事をしてみることです。
ネパールの代表的な家庭料理であるダルバート(豆のスープ、ご飯、野菜、アチャール)は、インドのターリー(ダル、ご飯、サブジ、ロティ、ピクルス)と驚くほど似ています。使われるスパイスは馴染み深く、調理方法も共通しています。食後に感じる「ほっとする感覚」さえも同じです。
両国の料理は、下記のような共通した食材をベースとしています。
l 日常の主食である米と豆
l ロティやパンに使われるアタ(全粒小麦粉)
l ターメリック、クミン、コリアンダー、チリでアクセントをつけた旬の野菜
l 力強く酸味の効いた自家製ピクルス
l 朝やおしゃべりの時間に欠かせない、濃くてミルキーなチャイ
食は単なる味覚の楽しみではありません。そこには、おもてなし、家族の絆、そして世代を超えて大切に受け継がれてきた伝統が込められています。故郷を離れたキッチンでは、これらの馴染みある香りが、故郷とつながる手段になります。
食材は単なる商品ではなく、文化をつなぐ架け橋となるのです。

同じ食材、同じ味わい
インド料理とネパール料理は共通の基盤を持っているため、多くの家庭で使われる食材も重なっています。
l バスマティライスなどの長粒米
l トゥールダル、マスールダル、ムングダル
l アタ
l ベサン(ひよこ豆粉)
l ターメリック、クミン、コリアンダー、ガラムマサラなどの伝統的スパイス
l ピクルスやチャツネのベースとなる材料
これらは棚に並ぶ単なる食材ではなく、祭りのお菓子を作り、日常の家庭料理を支え、家族のレシピを「本来の味」に仕上げるために欠かせない存在です。
特に故郷を離れて暮らす人々にとって、適切な食材を見つけることは精神的な意味を持ちます。それらは料理を作るだけでなく、思い出を再現してくれるからです。

インドとネパールの食文化を心から想うブランドは、「本物であること」が何より重要だと知っています。味は懐かしく感じられ、品質は信頼でき、食卓に故郷のぬくもりをもたらすものでなければなりません。
ダルや米、小麦粉、スパイスに至るまで、アンビカは幅広い伝統的食材を取り揃え、インド料理とネパール料理を支える基盤を提供します。
その取り組みこそがBhumi(ブミ)の展開にも繋がりました。Bhumiは、ネパールならではの味わいと食文化を祝福するために生まれたブランドです。インド料理とネパール料理が深くつながっている一方で、それぞれが持つ独自の個性と価値を尊重する姿勢が、ここにはあります。
アンビカとBhumiは、家族が何世代にもわたって大切にしてきた味、伝統、そして思い出を守り続ける存在でありたいと考えています。