「光のお祭り✨」として知られているディワリ(Diwali) /ディパワリ(Deepavali) は毎年インド、ネパール、バングラデシュ等で祝われるヒンドゥー暦の新年のお祭りです。
サンスクリット語で「灯明の列」や「光の広がり」を意味します。
インドではヒンドゥ教だけでなく、スィク教*、ジャイナ教 **、一部の仏教の方達もディワリを祝います。
ディワリのお祝いは通常5日間、地域の風習によっては9日間行われます。
ディワリの起源については諸説ありますが、インドの有名な叙事詩「ラーマーヤナ」にはヴィシュヌ神の化身であるラーマ王子が妻シータ妃、弟ラクシュマナ王子とともに14年間を森で過ごした後に王城アヨーディヤに帰還したことを祝う物語があり、それがディワリとなったという説が有名です。
2022年は10月24日がディワリです。ディワリは1年のうち最も暗い、月が現れない新月の日に祝われます。
ディヤ(Diya)と呼ばれるオイルランプやランタン、キャンドル等様々な灯りがディワリのお祝いで灯されます。これは美・富・豊穣・幸運を司るラクシュミー神が新年の繁栄をもたらすため人々の家を訪れるのを呼び込むためと言われています。「光が闇に勝利する=善が悪に勝利する」ことを表し、また、貪欲や悪習を払拭することも意味します。
ラクシュミー神をお祝いする「ラクシュミープージャ」(プージャは礼拝の意味)はディワリで行われる儀式の中でも最も重要なものの1つです。
ディワリは「与えること」そして「許すこと」のお祭りとも言われます。
友達や家族とスイーツ・ドライフルーツ・ギフト等を送りあい、分け合って、恨みやわだかまりを忘れ・許し、お祭りやお祝いの雰囲気を盛り上げるのが慣行となっています。
ディワリの時期は買い物するのに良いとされ、ディワリ1か月前からは様々なディワリセールがいたるところで始まります。金・銀の宝飾品、食器類、洋服…1年のなかで経済活動が一番活発になるのもディワリシーズンです!
希望・幸福・絆を祝う光のお祭りDiwali✨ アンビカは皆様の幸せと繁栄をお祈りいたします!
*…Bind Chhor Divas。スィク教6番目の教祖グル ハルゴービンが投獄されていた52人の王を解放した日を記念した祭典。
**…ジャイナ教開祖のマハーヴィーラがニルヴァーナ(涅槃、輪廻からの解放)を得た日(命日)。