カレーのベストバディであるロティ・チャパティといえば小麦全粒粉(アタ)で作るものが広く知られています。
しかし、ミレット(ヒエ、アワ、キビなどの雑穀類の総称)を粉にして作られるグルテンフリーなロティをご存じか?
今回はJowar Roti、Bajra Roti、Ragi Rotiの作り方を紹介します。
■ジャワールロティ(Jowar Roti)
ジャワール粉(Jowar Atta)を使ったロティ。
ジャワール粉は別名ソルガム粉、高きび粉、もろこし粉とも呼ばれています。
※ご購入はこちらから→ジャワールアタ (ソルガム / タカキビ粉)
■バジラロティ(Bajra Roti)
バジラ粉(Bajra Atta)を使ったロティ。
バジラ粉は別名トウジンビエ粉、パールミレットパウダー。
※ご購入はこちらから→ミレットパウダー (バジラ粉)
■ラギロティ(Ragi Roti)
ラギ粉 (Ragi atta)を使ったロティ。
南インドのカルナータカ州ではラギロッティ(Ragi Rotti)として広く知られています。ラギ粉をコドパウダーと呼ぶシッキム州やネパールでは、コドコロティ(Kodo Ko Roti)という、塩でなく砂糖を入れて作るパンケーキのようなレシピもあります。火を通すと赤茶色が濃くなります。
ラギ粉は別名、シコクビエ粉、フィンガーミレットパウダー、コドパウダー。
※ご購入はこちらから→ラギ粉(コドパウダー)
各ロティの材料
■ジャワールロティ…ジャワール粉、お湯、伸ばす時用の粉
■バジラロティ…バジラ粉、お湯、塩、伸ばす時用の粉
■ラギロティ…ラギ粉、お湯、塩、ギーまたはオイル、伸ばす時用の粉
※ロティ3枚分には粉1カップに対しお湯3/4カップ
生地の作り方1⃣ お湯に粉を入れる方法
① 鍋にお湯を沸かす
② 沸騰したら火を止めて、粉(塩or砂糖、ギー)を入れて箸等で混ぜる
③ 大体混ざったところで、鍋に蓋をして5分そのまま待つ
④ 粗熱が取れたらボウルやこね台(板)で滑らかになるまで5分程しっかりこねる
※必要に応じて粉や水(ぬるま湯)を少し足す等して調整する
↑ジャワール粉を使用しています
生地の作り方2⃣ 粉にお湯を混ぜる方法
① ボウルやこね台にお湯以外の材料を入れる
② ①に沸騰したお湯またはぬるま湯を少しずつ入れながら箸等で混ぜる
③ 大体箸で混ぜ、もし手で触るのが熱い場合は粗熱が取れるまでしばし待つ
④ 滑らかになるまで5分程しっかりこねる
※必要に応じて粉や水(ぬるま湯)を少し足す等して調整する
↑バジラ粉を使用しています
生地の焼き方
⑤ 1枚分の量(ピンポン玉より一回り大きいくらい)を取り、めん棒(ベルナ)で伸ばすor手でたたくようにして伸ばす
⑥ フライパンを温め、伸ばした生地を中火で焼いて完成(※)
※フライパンにおいて10秒ほどしたら1度裏返す。生地が膨らんできたらその箇所を布巾で押さえ、空気を移動させながらまんべんなく膨らませる。その後、裏返して焼く
※ジャワールロティは表面(片面だけ)を濡らした布巾や水を付けたハケ等で湿らせる方法がポピュラー
※グルテンフリーの粉は小麦全粒粉のアタに比べて伸ばすのが難しいので、粉をつけて伸ばす・手でゆっくり伸ばす、それでも難しかったら1/2カップの小麦全粒粉(アタ)と水を足してみてください
↑ジャワール粉を使用しています
■Kodo Ko Roti (ラギ粉のパンケーキ)
材料(3枚分)
ラギ粉…1カップ、お湯…適量、砂糖…大さじ1/2~1、ギーまたはバター…大さじ1~2(焼く時用)
作り方
① 粉、砂糖を入れたボウルにぬるめのお湯を少しづつ足して混ぜる
② ホットケーキとクレープの中間くらいのゆるめの生地を作り、5~10分おく
③ フライパンを中火にかけて温まったらギーを入れる
④ ギーが溶けたら、生地をフライパンに薄く広げる(蓋をしてもOK)
⑤ 生地の周りの色が変わり裏返せるくらい火が通ったら裏返す
⑥ 両面焼き、火が通ったら完成!カレー、ピクルス(アチャール)、チャトニと一緒に召し上がれ♪
それぞれの雑穀が持つ味わい、風味が楽しめます。
グルテンフリーを生活に取り入れたい方、気の置けない仲間とロティを囲んでドースティを深めたい方、旅先で食べたあの味を再現したい方…皆さま是非お試しください!
★焼きあがったらすぐギーやバターを塗ると柔らかさが保てます★